同友会ニュース−企業訪問

【わが社の共同求人 第3回】未来を見据えて今できることを(倉沢建設(株) 代表取締役 倉沢延寿)

今までの求人活動

 \;  倉沢建設(株)は平成元年創業で、主に埼玉県内を中心とした製造業向けに特化した設計・施工会社です。倉沢建設では現場所長がお客様の声を直接聞き、その要望に寄り添ったきめ細やかな設計・施工をモットーとしています。所長に現場を任せ、それぞれの所長が責任と自主性を持って業務にあたるという社風の建設会社です。
 従来、倉沢建設では大学・専門学校・工業高校への求人活動を中心としていました。主に大学や専門学校の学生課へ行き求人を募集していましたが、ほとんど応募がなかったそうです。また、今の時代を反映したモバイルを活用した募集を行っても、学生が応募するのは大手ゼネコンが中心です。名前の知られていない倉沢建設にはほとんど応募がなく、求人には苦戦していました。

共同求人を始めた経緯

 \;  2012年に事業継承され社長に就任した倉沢氏は、同友会に入会して2014年に経営指針セミナーを受講します。セミナーを通して会社の歴史を振り返った時、今と10年前とを比べ、従業員の入れ替わりがほぼなく、逆に今のまま10年後を想像したら怖くなったそうです。
 「会社の将来を見すえた場合、新卒での雇用を増やさないと企業の高齢化が進み成長が見込めなくなってしまう。新卒採用できるかどうかで10年後・20年後の企業の発展・衰退に差が出てくる。そのため新卒採用ができなければ、事業継続に支障が出るのではと、危機感を感じた倉沢氏は行動を起こします。
 経営指針作成において新卒採用を目標に掲げ、その実行計画に共同求人のJobway会員として合同企業説明会へスポット参加を組み込みました。最初の数年はなかなか成果が出なかったものの、今年度は1名採用する事ができたそうです。当初は専門の建築系の学生に絞った求人を行っていましたが、今年は専門性にかかわらず募集したことが功を奏したのではと振り返ります。

 \;

           ▲合同企業説明会への参加

社員教育に関して

 倉沢氏は新入社員の教育について2段階での教育を考えています。最初の10年は所長クラスの社員の下で実務経験を積んでもらい、技術者として育てる。そして10年後を目途に、自らが主体となってお客様との折衝・設計・施工等をできる所長レベルの社員に育ってもらう。
 この人材育成を実現させるためには、さらに継続して新入社員を採用する必要があります。そして新たに採用した新入社員をサポートにつける事により、先に雇用した社員が管理職のレベルに成長するまで育て上げる必要があると倉沢氏は考えています。

新卒採用の今後の展望と課題

 \;  倉沢氏が新卒採用に本格的に取り組み始めたのは2015年からですが、先に述べたように企業規模が大きくブランド力がある大手ゼネコンへの就職を希望するが学生が多く、倉沢建設への就職を望む学生は起業を志向する人が多かったそうです。そんな中、会社が求める人材の確保は今後も課題になると倉沢氏は語ります。
 倉沢氏はこの課題をクリアするために、雇用環境・教育体制・新技術の習得といった、新卒者にとって自分の未来が見えるような会社環境と、新卒者を受け入れ教育できる仕組みづくりが重要だと考えています。その仕組みづくりも含めて、今後も新卒求人を継続していきたいと語る倉沢氏の今後を展望する取材となりました。

【企業概要】

倉沢建設(株)
代表取締役 倉沢延寿氏
会社住所:埼玉県川越市小室566-2
事業内容:事業系建物の設計・施工

▲ このページの先頭にもどる

携帯対応について