同友会ニュース−企業訪問

【新シリーズ:温故知新】伸びる会社にはロマンがある! 〜会歴31年・会員拡大の立役者が語る同友会と歩んだ日々〜(襯魯張リ産業 代表取締役 荷田光雄)

同友会がよくわからずに入会

   1985年、知人に誘われ西部地区会の例会に参加したのがきっかけで入会しました。当時は小山郁也社長(現西部地区会)のお父さんが会長を務め、例会は飯能市の小山社長の会社の裏にあった、資料を読むのも苦労するような薄暗い公民館で行われていたのを記憶しています。自宅から35、6キロもあり、よく通ったなと思いますが、夢中だったのですよね。
 当時は同友会がよくわからず、紹介者に聞いても「とにかく参加すればよい話が聞ける」というばかりでしたが、経営の数字的な話も含めて会員同士がオープンな会であるということは他の団体にはない魅力でしたね。

「本音で語れ、本気で学べる」と気づき夢中に

 最初は、「グループ討論って何だ?嫌だなあ」という感じでした。でも腹を割った本音でのグループ討論が行われていたことで、徐々に他の会員企業の経営状況がわかり自社の数字にも強くなりました。それが経営に対する自信にもなったのです。やがて、地区会の中の組織委員会(当時)の委員長になり、会員拡大を意識する様になりました。「荷田派じゃないか?」(笑)とからかわれるほど、多いときは月に20人近くの方を同友会に紹介しました。また、2000年に25周年の西部地区会会長を務めた時には、組織づくりの大変さ、重要さを痛感し、会員拡大の重要性も感じました。

会員拡大にも通じる、よいものを勧める

   今は《はすだ農園》として自然薯の生産販売をしていますが、1976年創業時は複写機等のオフィス機器の販売をメインに行っていました。当時は地域の中核の会社を攻めて、そこからローラー作戦でその周辺の企業に営業を掛けるスタイルでした。
 また、オフィス機器の販売では倒産会社の機器を中古販売することもあり、古物商の免許を取得し中古販売でも多くの利益を出していました。性格が負けず嫌いなので、1番でないと気がすまないのです。おかげさまで営業成績はかなりよかったですよ。その時の、必要としている人に、よりよいものを自信を持って勧める、ということは、同友会の入会案内をするときにも通じるものがあるかもしれませんね。

                ▲有機発酵堆肥で育てた自然薯

発起人仲間がいたから成し得た新地区誕生!

   ある時、地区会で「川越にも地区会をつくれたらいいと思います」と発言してしまったことで、後には引けなくなり、次第に本気になりました。新地区会発足は難しいと思っている人も多かったと思うので、余計に、何としてもやり遂げてみたいとの思いが強くなりました。
 地区会の立ち上げ時に大きかったのは、オフィス機器の販売で多くの業者との交流があったことです。地域の黒字企業の経営者情報を元に、鈴木達弥氏(現川越地区会)ら8人の発起人で、片っ端から同友会のよさを語り、入会を勧めていきました。よく歩いたなぁと思います。また、他団体のある時、地区会で「川越にも地区会をつくれたらいいと思います」と発言してしまったことで、後には引けなくなり、次第に本気になりました。新地区会発足は難しいと思っている人も多かったと思うので、余計に、何としてもやり遂げてみたいとの思いが強くなりました。
 地区会の立ち上げ時に大きかったのは、オフィス機器の販売で多くの業者との交流があったことです。地域の黒字企業の経営者情報を元に、鈴木達弥氏(現川越地区会)ら8人の発起人で、片っ端から同友会のよさを語り、入会を勧めていきました。よく歩いたなぁと思います。
 また、他団体の機関紙の新入会員の状況を把握すると必ず訪問し、同友会への入会を勧めました。結果的には川越地区会の立ち上げ時には50数社の企業が参加し、現在は100社に近い会員企業が川越地区会に在籍しています。
 入会をお勧めする相手はあくまで地域の企業であること、地域の取引先、特に今経営的に苦しいところに『同友会という経営の勉強をする会がある』と声をかけています。同友会の本質は腹の底から経営の話ができることにあると考えているので、こんなに経営の話が率直にでき、本音で語り合える会は他にはないと話しています。単に会員の拡大という数を追いかけているのではなく、同友会の本質そのものに惚れていて、その良さをより多くの経営者に知ってもらいたいという思いで入会を勧めているのです。

            ▲川越地区会設立総会で表彰を受ける荷田氏

入会歴が2年未満の人に伝えたいこと

   同友会との上手な付き合い方については、まずは例会に出て実践報告を聞くことが、当たり前ですが大事です。そこから自社に少しでも何か持ち帰ること、グループ討論ではとことん経営の悩みをぶつけるべきですね。地区会を離れれば、初めて出会う経営者との交流も多くあり、短時間で相手との率直な意見交換をする術は地区会を離れないと身につかないと思います。
 また、グループ長は積極的に受けるべきです。発表者を決めるにもテクニックがあり、グループの方への目配り・気配り・思いやりは自社でも通じる大事なことです。
 また、全国行事に参加すると勇気がもらえます。そしてれます。また、幹事会では同友会での学びの神髄に触れることができます。これらは同友会を深く理解する良いチャンスと思って積極的に参加してほしいですね。地区会では、組織の運営にまで関わってみること、そして地区会、県の枠を超えて全国大会に参加してみることで、より同友会の魅力を味わうことができるのです。グループ討論の中で自分の足りない点を自然と気づかせてくれます。また、幹事会では同友会での学びの神髄に触れることができます。これらは同友会を深く理解する良いチャンスと思って積極的に参加してほしいですね。地区会では、組織の運営にまで関わってみること、そして地区会、県の枠を超えて全国大会に参加してみることで、より同友会の魅力を味わうことができるのです。

同友会の発展にとって必要な事

   新しい会員をいかに仲間にするかが重要です。それは新入会員の会社の内情を知ることで既存の会員も新たな学びができるからです。同友会的に言えば「会員は辞書の1ページ」ということですね。その1ページでの学び・気づきもベテラン・中間層・新入会員で分かれるでしょう。それもまた良いことなのです。
 同友会の質を保つには新しい情報をいかに仕入れるか、そこが重要です。それには各地区会でのキーマンが必要です。そのキーマンを中心に企業訪問を徹底的に行うのです。訪問先の企業の内情を把握し、そこからの学びをどんどん地区会に還元すべきですね。
 若い会員の方は勢いのある会社・伸びている会社をよく見て学ぶことです。伸びている会社にはロマンがあるし、若い方ならロマンを持って会社経営をすべきだと思います。そして何より大事なのは熱い気持ちです。経営者の思いは必ず周囲に伝わります。中小企業では特にそうだと思います。その思いを是非大切にしてほしいですね。

取材を終えて

 今回の取材で、初めて荷田氏とお話する機会を得ましたが、ベテラン会員らしい、幅広い視点で、同友会について語っていただくことで、私自身にも新たな気づきが多くありました。特に若い会員に向けてのメッセージは、今後の経験に活かしていきたいと思います。
 荷田氏は現在《はすだ農園》で農薬を使用せずに有機発酵堆肥で自然薯を生産販売しています。座右の銘は「DO IT NOW」(「今すぐやる」)。座右の銘の通り、荷田氏からは《はすだ農園》に対する熱い思い(ロマン)も感じました。 
 

        ▲この冬、新食品として販売する「自然薯入り切り餅」

【企業概要】

(有)ハツカリ産業
代表取締役 荷田 光雄(はすだ みつお)
埼玉県川越市石田本郷1068-3
TEL:049-225-2122
FAX:049-225-2118


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